2021/01/22 15:38
アトピー性皮膚炎は、強いかゆみ、発疹は繰り返しあらわれる皮膚の病気のことです。この『アトピー』とは、「奇妙な」「特定されていない」と言ったような、ギリシャ語である「atopos(アトポス)」が由来となります。アトピー性皮膚炎は、子どもだけでなく、大人も含めて症状があらわれます。
昔は原因不明とされていましたが、最近では、(※1)卵、牛乳、大豆や、猫・犬などの動物の毛、ハウスダスト(ダニの死骸)等の「タンパク質」が原因とされております。
※1:卵、牛乳、大豆は日本の場合3大アレルゲンとされ、国や地域によって異なる
アトピー性皮膚炎は、良くなったり悪くなったりの症状が長く繰り返され、かゆみのある湿疹を主な病変とする「皮膚」の病気です。スキンケア対策はもちろん大前提ですが、どのタンパク質に反応しているかを突き止める事も重要とされています。
完璧なスキンケアをしていたとしても、卵で反応が出ているのにも関わらず、卵ばかりを食べていても症状が一向に改善せず、逆に、食事には気を使っていたとしても、間違ったスキンケアでバリアーを奪ってしまうということが起こります。肌が必要としているバリアー成分を補えないなどの事を続けてしまうと、いつまでも「アトピー肌」は改善しません。
アトピー性皮膚炎のケアについては、「正しいスキンケア」を行い、どのタンパク質に反応しているかを自分自身で突き止めて「アレルゲンとの付き合いかた」を考えることが重要です。時には抗ヒスタミン剤や抗アレルギー剤、ステロイド剤などの「薬との併用」も考えた上で、トータル的にケアをすることがとても大切であると考えております。